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酒と魚と富山と福祉









「共生型」サービスの制度を利用し、小規模多機能型看護に加え、障害児・者デイサービスに取り組みたいと相談を受けました。


「共生型」といえば「富山型」サービスがその生みの親。そして「富山型」を一言で表すなら、「赤ちゃんからお年寄り、障害のあるなしにかかわらず、だれでも一緒に身近な地域で福祉サービスを受けられる制度」です。頭ではわかっても具体的にイメージするのは難しい・・・ならばということで、依頼者とご一緒に、11月8日、9日の二日間、この「富山型」サービスの先駆的な取り組みを続けられている三つの施設を見学、その設立者のお話を聞きすることができました。

なによりお年寄りと障害のあるひと、子どもたち、お世話をするスタッフの皆さんが普通の家で自然に交流する姿が印象的です。「しおんの家」の山田和子さん、「このゆびとーまれ」の惣万佳代子さん、「おらとこ東」の野入美津恵さん、それぞれ個性の異なるお三人に共通しているのは、制度以前から、地域のお年寄りや障害のある人が必要とされていることを制度のあるなしにかかわらず引き受けるという姿勢を貫いてこられたこと。その迫力です。

立山連峰と富山平野の雄大さとそこで生まれた「富山型」福祉、そしてお酒とお魚のうまさは格別でした。 (吉)






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