小さな街の中にも教会がある。こじんまりとはしていても、立派にルネサンス様式のファサードを持っている。教会の前の広場はこの街にはやや大きすぎても、人が集まるにはちょうど良いサイズで、町の中心となっている。歴史を刻む住宅群に囲まれた町のそこかしこに、人がであったり、会話を楽しんだりするのにちょうど良いスケールの小広場、たまり場がある。当然ここでどんな生活が営まれているの興味のわくところであるが、いかんせん、そこはツアー旅行の悲しさ、ほんの1時間程度でこの町を後にしなければならなかった。

日本に返って、さっそくウェブをのぞいてみたが、このチビタ、けっこういろんな人が紹介しているが、ここで紹介する写真はけっこういい（と思う）。私たちが訪れた時期は初夏のさわやかな気候で、窓辺の花々が美しく咲き誇る、当りの時期だったようだ。（吉）