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縁側の思ひ出



「縁側」・・・現代では、壁とサッシで閉じられた住まいが多いですが、従来の日本の住まいでは、屋内と屋外を空間的にゆるやかにつなぐ場、人が出入りする場、そしてウチの人とソトの人が気楽に交流できる社交の場として当たり前に存在していました。

近年、特に大都市では、希薄になりがちな人と人をつなぐ仕掛けとして「まちの縁側」が計画されますが、これは「縁側」が持つ「人が気軽に交流できる場」としての役割を象徴的に表した言葉で、建築的には必ずしも「縁側」である必要はありません。

私にも縁側にまつわる思い出はいろいろあるのですが、その中でも、3つ年上の兄と縁側に並んで座り、当時小学校の音楽教材だった縦笛(スペリオパイプ)を合奏したことが、音や前に広がる風景とともに記憶にあざやかです。

さて、その兄から、9月に親しい友人、知人を呼んで「一生で一度のライブ」(ほんとに1回で終わるかな?)をすることになり、かれこれ30年以上もサキソフォンも吹いている私に、「2,3曲一緒に演奏しよう」と誘いがありました。(実は兄は数年前からジャズピアノを習っていた。)一瞬迷ったものの、結局誘いに乗ってしまいました。今回場所は違えど、云十年の時を超えた「合奏」が、子ども時代の「縁側」同様、良い思い出になるといいなと思っています。

ところで、現代の子どもたちが大人になった時、住まいに関わる「思い出」って何だろう。ふと考えてしまいました。(Yo)







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