(株)一級建築士事務所  むぎ設計工房建築とまちづくり 〒603-8164 京都市北区紫野東御所田町8-1 001

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パッソと読みます
スペイン語で「歩く」という意味です。ゆっくり着実に人生を歩んでいくという思いが込められています。
通りに面したカウンター
窓の外に芝貼りの駐車スペースがあって、気持ちのよい場所です。一本足で設計しましたが、やっぱり無理でした・・・
スムージー
スムージーの材料んいなる果物を入れるかごにも細やかな気配りが感じられます。
drink in
take out のお店ですが、店内で過ごすお客さんもいます。
お店を外から
カウンターのひとつひとつの置物が歓迎してくれています。
PASO
小さなお店ですが、青年たちが地域につながる大切な場所です。
天井をつなげて
間仕切り壁の上部はオープンにしたり、トーメイパネルに。広がりを感じる工夫です。
機能的な収納家具
働きやすく、すっきりとした作業環境を維持するため、机やテレビ置き場を一体に組み込んだ大型収納家具です。
おしゃれなビルの1階に
オーナーの希望で「外観をいっさい変えない」条件ですが、けっこう目立ちます。
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快適な学びの場

〜社会で歩み始める一歩手前で

パッソは障害を持つ青年たちが社会に巣立つまでの一年間、社会で働くための技術と知識を身につけるための場です。

施設の機能は、作業訓練のためのスペースとスムージーを売るお店(これも接客を学ぶため)の二つ、これに事務室や水廻りが付属しています。マンション1階の70㎡余りの決して広いとは言えない面積の中で、それぞれの部屋を無駄なく機能的に配置し、しかも狭さを感じさせない明るく快適な空間づくりが建て主のご希望です。

 

パッソはスペイン語で「歩く」という意味です。青年たちがゆっくり、着実にそれぞれの人生を歩んでいこうという想いが込められているそうです。開店・開所から一年、これからも彼らと一緒に歩めたらいいなと思っています。

ご希望を形にする上での工夫の一つめは、建物の構造上、北山通り沿いにお店を配置すると、どうしても小さくなりがちな作業訓練室に外の光を取り入れる工夫です。作業訓練室への入り口窓ガラスを大きくとり、休憩スペースと作業スペースを一体にしています。二つめは、視覚的に広がり感を持たせるため、作業訓練室と事務室・手洗い室の間仕切り壁上部を開放しました。三つめは、機能的ですっきりした作業環境を維持するため、机やテレビ置き場を一体に組み込んだ大型の収納家具を造りつけました。そして四つめに、やわらかで親しみやすい場所となるよう、床や建具に明るい色の本物の木を使っています。

2015年3月竣工