0歳児保育室。外にはテラスをつくりました。隣地境界のブロック塀には桧板をはって優しい雰囲気を出しています。
家具でコーナーをつくって保育をされていましたが、少々コンパクトすぎでした。全体の間取り見直しのなかで乳児スペースは気持ちよくひろがりました。
当然ながら、設計のなかで再利用される家具をはっきりさせ、それを新しい間取りのなかに置く計画をするのです。
一時保育に使っていたプレハブルームを全面改修しました。外壁も塗り替え、小さな縁側もでき、園庭側の景色としてもかわいいものとなりました。
は一時保育のクラスの名前です。手書きの部屋名タイルとハトのタイルを壁にはりました。
乳児保育室・一時保育室の大規模改修
保育定員増をにらんで、それぞれの保育室を増築により少しづつ拡げたいという相談をいただきました。とりわけ0・1歳児はワンルームを家具などで間仕切りながら使っておられましたが、広さが足りていない状況でした。園全体の利用も見直すなかで、0・1才児保育室の隣の一時保育のスペースをもらって抜本的に広げ、ハナレを一時保育室としてよみがえらせる計画としました。
寝る時間もいろいろな0歳児と立って動き回ることが楽しくてしょうがない1歳児はきちんと分かれた部屋を確保しました。以前の改装時に押入でふさがれた東側の窓も保育室のなかに取り込み、朝日がはいるようになりました。
0才児の屋外は周りに惑わされないこじんまりとしたテラスをつくりました。
黄色い外壁の写真は、ハナレ、通称ロケットルームといいます。これを一時保育室として使うことにしました。もともと保育室として建てられましたが保護者会などのときにしか使われない現状でした。 腰高の窓をテラス窓に替えるなどして、子どもたちが室内から外が見えるようにしました。ガラスは強化ガラスです。万一われても粒粒に砕けるため、破片によるけがの危険を少なくすることができます。
テラス窓の前はささやかながら桧板の縁側をつけ、アルミ既製品の大きな庇でおおい、半屋外のスペースとして使えるようになりました。水回りも保育室として使えるように改修しました。
本園舎からワゴンで給食をスムーズに運ぶことができるようにコンクリートロードをつくりました。
右手の外壁、くつばこの上は、陶芸家(実は丹原の弟さん)が焼いた銘板タイルと鳥のタイルです。こんな小物がつくだけで、ぐっと子どもたちの領域が広がって、楽しい雰囲気がでるものです。
寝屋川市 2013年