サンマルコ広場と京都会館


 サンマルコ広場のつくり方、どこかに似ていると気づきました。そう、前川国男設計の京都会館の中庭の空間構成に似ているのです。もちろん京都会館の中庭はサンマルコに比べれば桁違いに小さいし、サンマルコが海に開けているのに対し、京都会館は東山に開いているという違いはあります。でも、都市の中に市民が集う広場を作ろうとするとき、人は同じようなことを考えるものなのかもしれません。

 余談ですが、むぎ設計工房では廃校となった校舎と新しく建設する建物とが一体になって広場をつくり出す設計に取り組んできました(工事中・・・)。この広場は、交流と研修を目的とするこの施設の中心的空間です。計画では建物と建物をパーゴラでつなぎ、その一方を山に開かれるように建物を配置していますが、ひょっとすると、これも京都会館や、サンマルコ広場の空間構成と共通しているのかもしれません(恐れ多い?)。閉じられる安心感と開かれている開放感の微妙なバランス、広場の性格を決める上で大切な要素のようです。         (吉)


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